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検査ミスで母死亡と提訴 福井大に3600万円請求

共同通信社 2014年5月7日(水) 配信

 2012年、福井大医学部付属病院(福井県永平寺町)で受けた大腸の内視鏡検査のミスにより母親=当時(86)=が死亡したとして、浜松市に住む遺族らが福井大と担当の男性医師に約3600万円の損害賠償を求める訴訟を静岡地裁浜松支部に起こしていたことが2日、分かった。提訴は3月25日付。

 和田有司(わだ・ゆうじ)付属病院長は「本院としては、過失がないと考えており、裁判所の判断に委ねたい」としている。

 訴状によると、母親は12年12月に下血し、同病院に搬送された。男性医師が大腸の検査の際、下剤投与後に十分な排便がないにもかかわらず、内視鏡を挿入し空気を送ったため、便で閉塞(へいそく)していた腸内の圧力がさらに高まり大腸に穴が開いた。緊急手術をしたが、母親は13年1月に多臓器不全や敗血症で死亡した。

 男性医師には、下剤投与による排便が確認できなかった時点で腹部の診察や画像検査を実施し、内視鏡検査を避ける注意義務があったのに、それらを怠った過失があるとしている。

 

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千葉県がんセンター対応、後手に 術後死亡6例目

毎日新聞社 2014年5月2日(金) 配信

県がんセンター:県の対応、後手に 術後死亡6例目 /千葉

 

 

 県がんセンター(千葉市)の同じ男性医師による腹腔(ふくくう)鏡手術を受けた複数の患者が後日死亡していた問題で1日、死亡事例は更に1人増えて5人になった。県が先月22日、最初に発表した3人は術後間もない死亡だったが、その後判明した2例は手術から死亡までの期間が長く、「報道機関の指摘を受けて初めて把握した」(病院局経営管理課)という。別の医師の手術後に死亡したケースも新たに1人判明し、後手に回る県のずさんな対応が浮かんでいる。

 同課はこの日、新たにセンターで死亡が判明した3例を説明した。(1)2010年1月に手術を受け、同年2月に死亡した男性(72)(2)08年6月に手術を受けて翌年3月に死亡した男性(86)(3)08年11月に手術を受け翌年4月に死亡した男性(58)――で、(1)と(2)は先月22日に発表された3例の手術をした男性医師。(3)は消化器外科の別の医師が執刀した。24日に一部報道機関から取材を受けて把握したという。

 高橋功一副病院局長は「(新たな)3例は手術と死亡日時が離れ、手術が原因で亡くなったか、他の原因か、現時点で申し上げられない」と釈明。1日まで公表しなかった点については、「腹腔鏡手術を受けて2週間以内に死亡したケースの有無を調査しており、新たな3例は入ってこなかった」と述べた。

 5月に発足する第三者検証委員会は、新たに問題化した3例も含めて、医療過誤だったか否かなどの検証を進める方針。また、今後判明した腹腔鏡手術後の死亡例についても、検証の必要性を判断するという。

 森田健作知事は同日の定例記者会見で、相次ぐ死亡事例に対する受け止めを聞かれ、「疑念を招いたことを残念に思う」と述べた。【岡崎大輔、味澤由妃】

 

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「抗生物質効かない」世界中で WHO、使いすぎ警告

朝日新聞 2014年5月1日(木) 配信

 世界保健機関(WHO、本部スイス・ジュネーブ)は4月30日、感染症治療などに使われる様々な抗生物質が多くの国々で効かなくなってきている現状を発表。「ただちに対策を打たなければ、ありふれた感染症や、ささいなけがで再び命を落とす時代に戻ってしまう」と警告した。

 WHOは、114カ国のデータを詳細に分析。肺炎や淋病(りんびょう)、尿路感染症、敗血症などの原因になる7種の主な細菌が抗生物質に耐性を持ち、効かなくなっている傾向があると報告した。

 これらの病気は適切に治療しないと、重篤な症状を引き起こしたり、感染を広げたりする可能性がある。例えば、淋病の治療には特定の抗生物質が切り札だが、日本や欧米、南アフリカなど10カ国で効かない事例が確認された。淋病には世界で毎日100万人以上が感染しているとされる。

 抗生物質は20世紀前半から発見・開発が進み、病気による死亡率を下げてきた。ただ、使いすぎると、細菌が耐性を持つようになり、効き目がなくなる。そのため、死亡率や医療コストの上昇につながる。

 国によっては、抗生物質を医師の処方箋(せん)なしに買えるため、抗生物質が過剰に使われている可能性もある。WHOは、患者には処方箋通りの正しい服用をすることや他人からの譲り受けをしないように呼びかけている。医療関係者には感染症になりにくい対策を、政策当局には医薬品の正しい使用に向けた規制などを求めている。(ジュネーブ=松尾一郎)

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医者に殺されない47の心得 近藤 誠 著 ㈱アスコム

第2章 患者よ、病気と闘うな

心得 16 「医者から薬をもらう」を習慣にしてはいけない  P-84

をご一読下さい。

P-86に

耐性菌に殺されないために、クスリ漬けから足を洗う

薬をもらわないと納得しない患者さんが多いのも問題です。

とあります!!  あなたはどうですか???


 

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食物アレルギー、幼児の14% 10年前から倍増 「食生活の変化一因」

2010年4月23日   提供:毎日新聞社

食物アレルギー:幼児の14% 10年前から倍増 「食生活の変化一因」

 東京都が3歳児を対象に実施しているアレルギー疾患に関する調査で、食物アレルギーに罹患(りかん)したことのある子どもの割合が09年は14・4%に達し、99年の7・1%から倍増したことが分かった。厚生労働省によると、未就学児の大規模な定点調査で食物アレルギーの増加傾向が裏付けられたのは初めて。

 調査は99年から5年ごとに行い、10月の3歳児健診で保護者に調査票を配布している。昨年は7247人を対象に、ぜんそくや食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などの症状について尋ね、2912人(40・2%)から回答があった。

 3歳までに何らかのアレルギー疾患と診断された子どもは、99年36・8%▽04年36・7%▽09年38・8%--と横ばいだった。しかし、食物アレルギーと診断された子どもは、99年が7・1%、04年は8・5%で、この5年で急増していた。原因食物は、卵が83・9%で最多。牛乳36・3%、小麦12・9%が続いた。

 今回は、都内の認可・認証保育所と幼稚園を対象にした調査も初めて実施。配慮が必要な食物アレルギーの子どもがいる施設は68・1%に達した。過去3年に急性のアレルギー反応を起こした子どもがいた施設も12%に上った。

 東京都アレルギー性疾患対策検討委員の松井猛彦・荏原病院小児科部長は「原因は単純ではないが、添加物や加工食品の増加など、食生活の変化も一因だろう。昔は食べなかった食品が食べられるようになったことや、離乳食の開始の早期化なども考えられる」としている。【石川隆宣】

 

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